/apps/enel-x-digital-ecosystem/templates/page-content

Skip to Content
Gogoroステーション

Gogoro社との協業について

Gogoro社の2,500のバッテリー交換ステーションをエネルエックス・台湾のバーチャルパワープラント(VPP)に統合し、台湾のエネルギー転換を加速

Gogoro社との協業のバックグラウンド

Gogoro社(Nasdaq: GGR)は、都市の持続可能なモビリティ・ソリューションを可能にするバッテリー交換のエコシステムの分野で世界をリードするテクノロジー企業です。台湾全土にバッテリー交換ステーションを設置し(ステーション網のことを、「Gogoro Network」という)、PBGN(Powered by Gogoro Network)という電動スクーターの利用者が、充電切れになったバッテリーを充電済みのバッテリーと簡単に数秒で交換できるようなサービスを提供しています。

 

Gogoro社とエネルエックス台湾とのパートナーシップは2021年にさかのぼります。2021年10月、両社が協業を発表し、Gogoro社は台湾で初めてバーチャルパワープラント(VPP)に参加した電動モビリティプロバイダーとなりました。

Enel XとGogoroの協業は2021年に始まりました
2022年のGogoro社とエネルエックスの台湾におけるVPP実証実験では、Gogoro Networkが、系統の電力需給バランスが崩れた際に充電機能を安全に一時停止したり、需要に応じて系統に電力を供出したりできることが実証されました。また、Gogoro Networkのバッテリー交換に支障をきたすことなく、VPPを実行し、Gogoro Networkが台湾のエネルギー転換をサポートする理想的なリソースであることも実証することができました。2023年現在では1,000か所以上で最大2,500のGoStationをVPPに登録する規模にまで広がっています。

エネルエックスとGogoro社のパートナーシップの仕組みは?

再生可能エネルギーや電気自動車の比率が高まる中、バーチャルパワープラント(VPP)は、再生可能エネルギーの断続性や変動性、電力需要の急激な増加に対処するための優れたソリューションです。Gogoro社のGoStationは、VPPのエネルギーリソースの1つとして機能します。

 

Gogoro  NetworkがエネルエックスのVPPに統合されると、電力の需給バランスが崩れた場合に充電を安全に一時停止したり、必要な時に電力網にエネルギーを供出したりすることが可能になります。これは、需要を満たすために新しいジェネレーターを起動するのと同じ効果があります。電力の需要が落ち着いた時点で、エネルエックスのVPPはGogoro Networkに信号を送り、安全に通常の電力網からの電力消費に戻します。

Gogoro 社がエネルエックスのVPPに参加するメリット

Gogoro社がエネルエックスのVPPに参加することで、Gogoroのエネルギー資産(今回のケースはGoStation)をVPPに集約し、台湾電力のアンシラリーサービス市場にエネルギー資源として供出することができるようになります。これによりGogoroは、台湾のエネルギー転換を支援しながら、新たな収入源を得ることがでるようになりました。

 

1,000か所以上の設備を取りまとめるのは容易ではありません。エネルエックスはこれだけの設備を問題なく管理できる24時間365日稼動しているネットワーク・オペレーション・センター(NOC)を保有しています。NOCでは、すべてのデマンドレスポンスプログラムをリアルタイムで実行、管理、モニターしております。

picture of grid

VPPとは

バーチャルパワープラント(VPP)とはどのようなシステムなのかを詳しく説明しています

Gogoroの利用者への影響

Gogoro社がエネルエックスのVPPに参加しても、Gogoroの利用者には影響がありません。唯一の点は、利用者が電動スクーターを選ぶ、より良い理由ができたということです。GoStationは、今を生きる私たちだけでなく、次の世代のためにもエネルギー転換とよりクリーンな環境をサポートすることができるようになったからです。このことにより、電動スクーターを使う理由が増えた!ということです。

関係各位のコメント

「いまや我々はスマートエネルギー、スマートインフラの新時代を迎えております。Gogoro NetworkをエネルエックスのVPPに統合することで、新たなエネルギー資源を提供できることになりました。この技術がこのような形で展開されるのは世界初であり、モビリティを超えた新たなGogoroの収益源を生み出します」とGogoroの創設者兼CEOのHorace Luke氏は述べました。「(エネルギーピークを)タイムシフトするというコンセプトは、エネルギーとモビリティの持続可能な変革を可能にする鍵であり、Gogoroはこれらの進歩の重要な部分を担い続けています。Gogoroのコミュニティは、より多くの変動的な発電リソースを系統に統合する手助けをすることで、台湾のネットゼロ目標に貢献しています。今では、系統電力が最大になり始めたとき、私たちは必要に応じてバッテリー交換サービスを独自に継続しながら、動的に電力使用を一時停止したり、系統電力に電力を供給したりすることができます。」

 

台湾電力公司(TPC)の總經理王耀庭氏は「Gogoroとエネルエックスの実証実験プログラムが1,000カ所以上のバッテリー交換ステーションにまで商業的に拡大したことは、電力使用効率を高めるための当社の付帯サービスにおける重要な一歩を強調するものです。これはまた、世界の電力業界における再生可能エネルギーの大量導入の発展に不可欠な要素であり、Gogoroのような事業者が台湾のエネルギー市場に積極的に参加できることを示すものでもあります。」と語りました。

ジェフの写真
Quote alt

「Gogoroとの提携は、VPPの可能性を世界に先駆けて実証するものであり、今後も提携を拡大できることを光栄に思い、期待しています。」

Jeff Renaud

Head of Enel X Asia and Oceania