*(注2)上げDR= 電力供給が電力需要に対して余剰となっている際に、より電力使用を行って系統の安定化に貢献することを指します。
一部の地域では、春季の晴れの日に太陽光発電設備による発電量が多く、火力発電設備などによる電力需給バランスの調整が限界に達することがあります。この場合、太陽光発電設備の発電量を抑制し、系統を安定化させることがあります。そういった際に、上げDRにより多くの電力を使用することで、無駄になる電力を効率よく使用することが可能となります。
*(注3)下げDR= 電力供給が電力需要に対して不足となりそうな際に、電力の使用量を削減して系統の安定化に貢献することを指します。
特に猛暑や極寒などの気象条件の際には、電力の供給および供給能力に対して需要が非常に大きくなります。そのように供給に余裕がなくなった際、特に電力を使用する時間帯において、電力の使用を減らすることで、停電やトラブルを回避し効率的な電力運用が可能となります。
事業者様がDRの推進を進めるメリットとして、従来のDR実施による金銭的報酬に加えて、実施回数に応じた優遇措置が設けられ、優良事業者の公表や補助金での優遇等を実施するよう検討されております。