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データ

スマートシティー:
行政向けオープンデータ解析

自治体が自由にアクセスできる、都市の持続可能性を支援するデータ駆動型ツール

Open Data(オープンデータ)とは、誰でも自由にアクセスできるデータのことです。エネルエックスは、このデータを単なる情報としてではなく、価値あるものにし、サーキュラーシティーが構築できるような情報へ転換しようと試みています。

 

その一つとして、データから都市の持続可能な進化を支援するための有用な指標の提供を、イタリアで開始しました。指標は、公共情報源から収集されたOpen Dataから算出され、科学的に検証されたもので、イタリアの全自治体を対象とした最大限の網羅性と一貫性を保証し、インフラ、モビリティ、サービスに関する客観的な情報に基づいて、自治体が都市開発を計画するための有効なツールとなります。

 

また、オープンデータだけでなく、コネクテッド・デバイス、設置されたエネルックスのソリューション、そしてその他のビッグ・データなど、膨大な情報(すべて、個人情報保護法に完全に準拠)を統合し分析する自治体向けプラットフォーム、City Analyticsを開発しました。

 

 

City Analyticsを活用し、デジタル地図の専門企業であるHERE Technologies社と提携して作成したMobility Mapはスペイン、イタリア、ブラジルで市民に無料で公開しており、コロナ禍のパンデミック中、パンデミックからの回復期に力を発揮しました。

3つの指標

City Analyticsとは

City Analyticsは、対象となる都市部での人と車の移動に関する問題に対して精度の高い情報を提供するプラットフォームです。 公共交通機関のルートや、観光客への対応、特定の時間に利用したい人の数に対して適切な場所にインフラを設置することなどについて、行政当局だけでなく民間企業が適切な決定を下すために必要な情報を得られるということです。交通渋滞の原因を特定し、スムーズな流れを作るための対策を講じたり、将来の行動を予測したりすることができます。

 

ローマのEUR地区にて開催されたePrixでCity Analyticsが活用された例では、特定のエリアへの入場者数と移動の流れをモニターし、入場者数を分析し、群衆の出所を推定する手段として使われました。レースの観戦者がどこから来たのか、どのように移動したのかを見える化したため、市は実際の需要に基づいてサービスを提供し、公共交通機関をより効率的に組織し、観衆の安全を確保することが可能になりました。

Mobility Mapとは

City Analyticsが非常時に力を発揮したのは、データから国、地域、市町村における人々の移動の違いを示すダッシュボードを作成したときです。「City Analytics Covid-19 - Mobility Map」は、車両、地図、ナビゲーション・システムから匿名化されて集計したデータの分析に基づいており、コロナ禍の緊急事態に対応する政府機関のニーズを満たすために開発された革新的なツールです。ロックダウンやソーシャルディスタンスの効果を見たい市民がアクセスできるように無料で公開しました。

Mobility Map

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