/apps/enel-x-digital-ecosystem/templates/page-content

Demand Response

Business Solutions

Skip to Content
Enel X Linamar

Linamar社のサステナビリティに対する包括的なアプローチをサポート

製造工程への影響を極力少なくしつつ、デマンドレスポンスで省エネを実現

課題・目標

環境意識の高いLinamar社にとって、会社が成長するとともに電力使用量が増加するということは矛盾でした。電力使用量をできるだけ抑え、製造業務には悪影響を及ぼしたくありませんでした。

エネルギーの使用量を可能なかぎり削減したいとは考えていましたが、オンタリオ州内に25か所もの工場があり、どこから手をつければよいのかがわからない状態でもありました。

Linamar社は、工場の電力使用量削減計画を立てる際に、1)従業員の安全を常に確保すること、2)製造工程に支障をきたさないこと、の2点を譲れない要件としていました。

エネルエックスの提案したソリューション

Linamar社のニーズに応えオンタリオ州のデマンドレスポンスオークションに参加するために必要なソリューションとして、エネルエックスは各工場のマネージャーと共に、それぞれの工場に適した取り組みのレベルを判断し事業所ごとにカスタマイズした省エネ計画を提案しました。 デマンドレスポンス発動時に、工場の事務所の空調を弱めたり、照明を落としたり、工場の空調サイクルを調整するなど、製造工程とは直接関係のない電力消費の節電策を実施することとしました。

お客様のメリット

多くの製造業では、デマンドレスポンスによる収益を得るかわりに、製造工程の全体または一部を停止しています。そして、通常は従業員を設備のメンテナンスなど、生産活動以外の業務に従事させることになります。しかしLinamar社では、製造工程以外での大幅な省エネルギー対策をエネルエックスが提案し、その結果、生産活動を中断することなくデマンドレスポンスによる経済的メリットを得ることができました。プログラムに参加することにより、既存の設備で2.4MWの省エネ効果を得て年間数十万ドルの報酬を受けることができるようになりました。

Linamarの購買部長であるTony Luis氏は、「当社の意思決定プロセスの多くは、環境に配慮したものです」と述べています。「(デマンドレスポンス)プログラムは、私たちが事業を行う上で必要なことのひとつに過ぎません。金銭的なメリットもありがたいですが、自分たちの事業が電力使用量に与える影響も知ることができました。個々の工場が、公式な発動期間よりもさらに長い期間、電力使用量を抑え続けることに挑戦してみることもよくあります。発動時には、電力を削減するための対策をとっていますが、工場では、" もっと長い期間、それらの対策を継続して行うことができるか "ということを考え始めています。」

お客様情報

Linamar Corporation 社

カナダ・オンタリオ州に本拠を置くLinamar Corporation 社は、小規模な機械加工会社から、世界各地に37の製造拠点を持つ車両・モビリティ・産業用機器のグローバルサプライヤーへと成長を遂げました。現在では、世界の車両および電力市場向けの精密金属部品の設計と製造、また産業関連分野の高所作業車や機器の設計と生産を行っています。

注:この事例は、カナダでのエネルエックスとLinamar社との契約に基づいています。日本では、エネルエックス・ジャパンがカスタマイズした製品やサービスを日本のお客さまに提供し、電力消費量(料金)の削減、新たな収益源の獲得、カーボンニュートラルに関する目標の達成をサポートしています。詳細については、お問い合わせください。